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🔷特定活動制度シリーズ 第1回

執筆者の写真: EISHI HANZAWA
EISHI HANZAWA
8月20日
読了時間: 5分

特定活動で働けるかどうか、何を確認する?

~在留カード・指定書・資格外活動許可の違い~


外国人の在留カードを確認すると、「特定活動」と書かれていることがあります。


しかし、「技術・人文知識・国際業務」や「特定技能」のように、

在留資格の名前だけを見て、就労できるかどうかを判断できるわけではありません。


特定活動では、

在留カード以外に書類の確認が必要になる場合があります。


今回から始まる「特定活動制度シリーズ」では、特定活動について、

初めて外国人雇用を担当する企業の方にも分かるように、一つずつ整理していきます。


まず第1回では、「特定活動の人が働けるかどうか、何を見れば分かるのか?」

という基本から確認します。


結論|確認するものは1つとは限りません

特定活動の就労可否を確認するときは、主に次のものを確認します。

確認するもの

どこを見る?

分かること

在留カード

在留カードの表面

在留資格・在留期間・就労制限

指定書

在留カードとは別の書面

特定活動として認められている具体的な活動

資格外活動許可

在留カードの裏面など

本来の在留資格以外の活動が許可されているか

つまり、

在留カード1枚だけを見れば、すべて分かるわけではありません。


まず在留カードで「特定活動」であることを確認し、次に【指定書】を確認します。

さらに、資格外活動として働く場合は、『資格外活動許可』の確認も必要になります。


出入国在留管理庁も、「特定活動」については

在留カード表面の就労制限欄と【指定書】を確認し、

『資格外活動許可』がある場合は、在留カード裏面等も確認するよう案内しています。


特定活動の就労確認は、この順番で考えます

① 在留カード表面を確認する

まず確認するのは、在留カード表面です。

「在留資格」の欄に、

特定活動

と記載されているか確認します。

さらに、「就労制限の有無」の欄も確認します。


特定活動の場合、

指定書により指定された就労活動のみ可

と記載されることがあります。


ここで分かるのは、

「この人は特定活動の在留資格で在留している」

ということです。


しかし、この時点では、

具体的にどのような仕事ができるのか?

までは分かりません。

そこで次に確認するのが、指定書です。

② 指定書を確認する

指定書は、

在留カードとは別の書面です。

在留カードの表面や裏面に書かれているものではありません。


特定活動では、一人ひとりの事情に応じて、法務大臣が具体的な活動を指定します。

そのため、

「特定活動」=全員が同じことができる在留資格

ではありません。


例えば、特定活動には、

  • ワーキングホリデー

  • 継続就職活動

  • 内定後、就職するまでの滞在

  • その他、個別の事情に応じた活動

など、さまざまなケースがあります。


どのような活動が認められているのかは、指定書を確認することが重要です。

③ 必要に応じて資格外活動許可を確認する

指定書で確認するのは、

その人が「特定活動」として本来認められている活動

です。

一方、

本来認められている活動とは別に、報酬を受ける活動を行う

場合には、資格外活動許可が必要になることがあります。


例えば、継続就職活動を目的とする特定活動の人がアルバイトをする場合です。

この場合、

  • 指定書で、特定活動として何が認められているのか

  • 資格外活動許可で、アルバイトが認められているのか

を確認する必要があります。


継続就職活動等を目的とする特定活動については、一定の条件を満たして

資格外活動許可を受けた場合、週28時間以内の就労などが認められる仕組みがあります。


資格外活動許可は、どこを確認する?

資格外活動許可を確認するときは、まず、

在留カード裏面の「資格外活動許可欄」

を確認します。


ただし、在留カード裏面だけで、すべての具体的な許可内容が分かるとは限りません。

許可の内容によっては、

  • 資格外活動許可書

  • 旅券に貼付された証印シール

も確認します。


つまり、

在留カード裏面だけを見る

のではなく、

資格外活動許可欄を確認したうえで、必要に応じて許可書や証印の内容も確認する

という考え方が必要です。


3つの関係を図で整理すると

【在留カード表面】

  在留資格は何か?

    ↓

  「特定活動」であることを確認

    ↓

【指定書】

  特定活動として、どのような活動が認められているか?

    ↓

  必要に応じて

    ↓

【資格外活動許可】

  本来の活動以外に、報酬を受ける活動が認められているか?


このように考えると、

  • 在留カード表面=特定活動であることを確認

  • 指定書=特定活動として何が認められているかを確認

  • 資格外活動許可=追加的な就労が認められているかを確認

という役割の違いが分かります。


今回のポイント

特定活動の外国人を採用する場合、

「在留資格が特定活動だから働ける」

または、

「特定活動だから働けない」

と、在留資格の名前だけで判断することはできません。


まず、

  • 在留カード表面

  • 指定書

  • 必要に応じて資格外活動許可

を確認し、

その人に、どのような活動が認められているのか

を確認する必要があります。


次回予告

次回は、

「指定書」とは何か?

について、もう少し詳しく見ていきます。


特定活動では、

なぜ在留カードだけでは判断できないのか。

そして、

指定書には何が書かれているのか。

を、具体的に解説します。


参考資料

  • 出入国在留管理庁「外国人を雇用することになりましたが、在留カードの何を確認すれば良いですか?」

  • 出入国在留管理庁「資格外活動許可について」

  • 出入国在留管理庁「継続就職活動又は内定後就職までの在留を目的とする『特定活動』の在留資格に係る資格外活動許可について」

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