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🟪技術・人文知識・国際業務 採用実務シリーズ 第4回

執筆者の写真: EISHI HANZAWA
EISHI HANZAWA
8月6日
読了時間: 5分

更新日:8月14日

初めて留学生を面接するときに

確認したいポイント

~採用面接で「確認する理由」を知っておきましょう~


留学生の採用面接では、

日本人の採用面接と同じように、

応募者の人物や経験を確認することはもちろん大切です。


一方で、外国人採用では、

在留資格や卒業予定など、

面接の段階だからこそ確認しておきたい事項があります。


今回は、初めて留学生を面接する企業担当者が押さえておきたいポイントを

ご紹介します。


在留カードを見せてもらうタイミング

ここは、非常に重要なので、先に説明させていただきます。


外国人留学生の採用において、まず確認しなくてはならないものは

在留資格・在留期間などの情報です。 これが分からないと、採用に関する話を進めることができません。


そうすると、面接時に

「在留カードを見せてもらえばいいのでは?」と思うところです。


しかし、厚生労働省は、

採用選考時に応募者から在留カード等を提示させることについて、

公正な採用選考の観点から注意を促しています。


厚生労働省が示す【実際の在留資格の確認手順】は、次のとおりです。


採用選考時は「就労に関係する事項」の範囲で、在留資格や資格外活動許可の

 有無などを口頭または書面で確認する。  (※能力ではなく在留資格で判断することは、公正な採用選考とならないため)


採用内定後に、在留カードを実際に見せてもらうことによって

 採用選考時に口頭または書面で確認した項目のほか、必要項目を確認する。


内定後、在留カードで確認する項目

🔳内定を出した後、在留カードを必ず確認します


留学生であれば、現在の在留資格は通常「留学」です。


在留カードには、

  • 現在の在留資格

  • 在留期間

  • 資格外活動許可の有無

など、採用を進めるうえで確認すべき情報が記載されています。

企業には外国人を適法に雇用する責任があり、

在留カードの内容を確認せず採用を進めることは望ましくありません。


【採用内定後は、本人の同意を得たうえで、在留カードを提示してもらいます。】


近年では偽変造在留カードも確認されているため、

「見せてもらったから安心」ではなく、

カードの真偽をきちんと確認することが重要です。


就労できるかどうかの確認を怠った結果、不法就労につながった場合には、

企業が法的責任を問われる可能性もあります。


そのため、外国人採用を行う企業では、

  • 在留カードの記載内容を確認する

  • 出入国在留管理庁が無料で提供している

    「在留カード等読取アプリケーション」を積極的に活用する

  • 読取結果と券面の内容を照合するとともに、失効情報も確認する

  • 判断に迷う場合は、行政書士など専門家へ相談する

といった運用を取り入れると、安心して採用を進めることができます。


なお、在留カードの見方や確認するポイント、読取アプリの利用方法については、  別の記事で詳しくご紹介する予定です。

面接で確認したいポイント①

🔳卒業予定時期を確認しましょう


留学生は、卒業後に「留学」から就労できる在留資格へ

変更する手続きを経て入社します。


そのため、

「いつ卒業予定ですか。」

「入社希望日はいつ頃ですか。」

と確認しておくことで、在留資格の変更手続き予定を把握できるため、

その後の手続きや入社スケジュールを立てやすくなります。


面接で確認したいポイント②

🔳日本語力は「実際の仕事ができるか」という視点で

  確認しましょう


留学生を採用する際、「日本語が話せるか。」の確認だけでは

十分ではありません。

自社の仕事でどの程度の日本語力が必要かを整理する必要があります。


例えば、

  • 電話応対がある仕事

  • お客様への接客がある仕事

  • 社内で報告書やメールを作成する仕事

では、求められる日本語力も変わります。


また、留学生の中には、日本語能力試験(JLPT)などの資格を

取得している方もいます。


これは日本語能力を測る試験ですが、

資格の級だけで、実際の仕事に必要な日本語能力を判断することはできません。


面接では、実際の仕事をイメージした質問を準備し、

業務に必要な会話や受け答えができるかを確認することが大切です。


面接で確認したいポイント③

技術・人文知識・国際業務では、実際に行う業務の内容が重要になります。


企業は、面談の中で留学生の学歴・専門的知識について、本人に詳細を確認することで

企業側が想定していた担当してもらいたい業務との適合性を判断します。


仕事内容と在留資格の関係については、本シリーズ第7回で詳しく解説しています。


今回のポイント

面接で大切なのは、外国人だから特別な質問をすることではありません。

「入社までの流れを見据えて、今確認しておきたいこと」を

整理することです。


在留カードや卒業予定時期を確認しておくことで、

その後の手続きや採用準備もスムーズに進めやすくなります。


次回予定

次回は、

留学生へ内定を出した後、企業担当者が知っておきたいポイントについて

ご紹介します。


参考資料

  • 出入国在留管理庁「留学生の就職」

  • 出入国在留管理庁「技術・人文知識・国際業務」

  • 出入国在留管理庁「外国人を雇用する事業主の皆様へ」

  • 厚生労働省「外国人雇用管理指針」

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